bloody plum  



bloody(俗語)/残酷な、忌わしい、血塗られた
plum/すもも(干し葡萄)、逸品



”あの実は食べちゃいけない。”







■本編
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 3−101112131415161718192021

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■あらすじ

100年に一度、たった一つだけ生るといわれるプラム。
プラムの色は深みのある赤さで、食べると不老長寿になると噂される。
その赤さたるや人の血を連想させる色で『ブラッディ・プラム』とも呼ばれる。

何の前触れもなく奇跡の実を手に取ってしまった少女の物語。
平穏に過ごしていた日常にブラッディ・プラムが紛れ込み、崩壊し出す。

実を口にしたものは果たしてどんな顛末を辿るのか。


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■背景

20世紀も半ば、文明も目覚しく発展して人にとって便利になっていく世の中。
先進国の傍らにある、ひとつの大きな島国が舞台。
そんな片田舎の物語。


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■登場人物


エリン
港町から山村に移り住み、村では母子のんびりとした暮らしをしている。
いつも明るく前向きで元気で笑顔は絶やさない。




モーリィ
村で有数の財産家の一人娘。母親は幼い頃に亡くしており、父子家庭。
父は家に居ないことが多く、モーリィは独りで居ることを日々不憫に思う。
普段からおっとりしていて周りのペースとはあまり干渉しない。思い込みが激しく、行き過ぎた我がままを言う事も。



エマ
自称シスター。巡礼中で各地を転々とし、この村に辿り着く。
気前が良く、何事もそつなくこなす。
集団に属することはなく、一匹狼肌で、自分のことを深く聞かれるととぼけたりする。
ブラッディ・プラムについて調査をしているらしいが、そのことを多くの人に話すことはない。



クリス
エマとは縁が深い。実名はクリスティーナ。本人はそう呼ばれるのが嫌いらしくクリスと名乗っている。
身体的コンプレックスを幾つも持っているが、悩まないようにしている。
溌剌として他人に対しては好奇心旺盛。人懐っこく根は優しい。



ジョイス
街の一角で零細な装飾店を営む両親の息子。
店を手伝わされることについて少々反抗的だが、それで小遣いを稼いでいるのは事実。
たまに来店するエリンのことが気になっている。