C.I.A. force
Checker,Indicator,Attacker=C.I.A.




”欲することは、罪なこと。”



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■本編

1・プロローグ

2・「Death」

3・挿話

4・「Temperance」

5・Adularia

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■あらすじ

常に宙に浮き、遠くをじっと見渡す3人の魔法生命体。容姿は人間そのもの。
しかしよくよく見ると、人間にはないものが備わっていた。
頭に2つの耳のようなレーダーをつけ
一人は目を隠し、一人は口元を覆い、一人は海の中を泳ぐイルカのように宙を舞う。
とある砦の前に悠然と構え、攻めてくる敵と応戦をしては華麗な連携で確実に仕留めていく。

難攻不落の砦となった不屈の部隊とも言われる彼女らを
みなは3人の通り名の頭文字を取って「C.I.A.force」と呼んでいた。

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■登場人物
C.I.A. force K.C. / Ray / Flare
上層部 Whirl / Doctor / Hermit





 ● K.C.

司令塔。(the Indicator)
3人からなる『C.I.A. force』の中でリーダー的な役割を担い、他の2人を取り纏める。口元を覆うことのできるほど大きい襟の特徴的な服を着る。
直接的な攻撃手段は持たないが、敵からの攻撃から身を守ることのできるシールドを瞬時に展開することができる。

任務に対しては従順で、必ずといっていいほど全うする。これは彼女にとって存在意義そのものであるからのようだ。

平素寡黙で、喜怒哀楽の主張は乏しく表情は殆ど変わることがなく、ハプニングがあっても気丈で動じることも少ない。これは寛容なのか諦観しているのか本人しか知らない。

非臨戦時はいつもRayの長話の聞き役に徹する。それでも相槌は打たず、言葉数少なく否定的な意見でばっさりと切ってしまう。




 ● Ray

攻撃手。(the Attacker)
視覚を断つために目を覆い隠し、同種の中では頭のレーダーや気配などで空間や対象を察知している能力が優れている。
一直線に伸びる貫通力の高いレーザーを放ち攻撃する。その精度と威力は非常に高いものだが、発射するまでのエナジー充填に時間を要し、その間は精神を集中させるために無防備となる。

物事を観察、推察することに長けている。
常日頃考え事をしていて「現状よりもっとより良くしよう」と雄図を次々と思いつくが、K.C.に発案し持ちかけることも虚しく出端をくじかれる。

感覚が繊細なために、身体に直接触れられると過敏な反応を示す。
いつもは冷静を装っているが、Flareに不意に抱き付かれることで度々ペースを乱される。




 ● Flare

牽制手。(the Checker)
小柄でスピードが速く物理的な力も強く、接近戦を得意とする。
拳に炎を纏うことができ、威力も増す。

移り気で感情的に動き、嬉しい時には喜び、嫌なことがあれば怒り、怖いことがあれば慄く。
フィジカルなコミュニケーションが好きで、気に入った相手であればすぐに抱きついてしまう。特にRayに対しては過剰な反応もあってお構いなしに懐に飛びついている。






 ● Whirl

(the Cutter)
目を凝らさなければ見えないほど細いワイヤーを自在に操り、敵を縛り、切り裂く。
風を切る動き、Flareでも追い付かないほど素早い動きをする。

一番最初に生み出された魔法生命体で、唯一にして最強。元はC.I.A.のような配属下で施設を守っていたものの、ある事件が発端で失踪する。

常に昂然とし、勝ち気で恐れを知らない。それは戦いにおいて無敗の実績によるものだろう。その反面、同朋には世話焼きな一面もあり優しさが垣間見れる。




 ● doctor


すべての魔法生命体の生みの親。
人間同士の利己的な武力間の争いで巻き添えを食い、家族や住んでいた町を失ったことにより報復心に火が付いた。人間に対し強い嫌悪感を抱くようになった。
そんな時に『アデュラリア』という、透明な石を拾ったことにより夢のような出来事が次々と起こる。

思い描いた人間を意のままに生み出せた。しかしそれは人間の形をした別の生き物、『魔法生命体』の誕生である。
その最初の魔法生命体こそ、戦火が飛び火して失った姉の姿をしていた。

元々猜疑心が強く、独りで何でもやってしまおうとする。





 ● Hermit


研究所に篭りdoctorのアシスト役に従事する。
戦闘能力はないが、知識が豊富で知的探究心に衝き動かされ、日々の研究に没頭する。
真っ黒い服が好きで気持ちはお姫様なため、いつも黒いドレスを羽織っている。

doctorとは主従関係を持ち、おねだりするのに媚びて色目を使うことがあるが、素っ気ない態度を取られてもいつか振り向かせようと必死で挫けることはない。その分他人に対してはやや高圧的でコンプレックス剥き出しになる。

善悪の判断が欠如していて、魔法生命体を用いた人道的ではない実験を平気で行ってしまう。「博士(doctor )の役に立つこと」が存在意義なため、それを否定されると慨嘆し始め、むきになり作業はがさつになる。



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■背景

・魔法生命体部隊「C.I.A.force」

体重は人間の約4〜50%程度。
脚には反重力の働くブーツを履き、腕には攻撃能力を高めるグローブを装着し
身体には軽いながらどんな衝撃からもしっかりと保護してくれる服を身に纏う。


・「重力時間」

24時間周期で大地のエナジー吸収力が強まり、それが12時間程度続く。
その間、魔法生命体にとっては活動を妨げるもので身体が重く感じ眠気を伴う。
人間でいう睡眠状態に近くなり、殆どの者は活動しなくなる。
宙に浮くことの多い魔法生命体が飛ばなくなることから「重力時間」と呼ぶようになった。


・「魔法核」(コア)

原動力は身体の胸部に埋まっている魔法核(コア)
人間の食べ物は食べずに、コアの強さそのものがバイタリティー。
魔法核(コア)はだいたいこぶしくらいの大きさで、外形は球、その中に鉱石の結晶体がある。
結晶体の形や色は多種多様。

魔法生命体同士であれば有機体からコアを出し入れすることができる。
コアのなくなった有機体はすぐに消えず生き続けられるが、そう長くはない。
コアからの有機体形成は、人間の手によって生み出されるものが多い。

肉体がいくら傷ついてもコアが無傷であれば肉体は再生成することができる。
しかしその回数は無限ではなく、多大な疲弊を催すため、個体差はあれどコアが徐々に脆くなり寿命も削られる。
コアの消失は魔法生命体にとって死を意味する。



・「ミューチュアル・センシズ」

主に、C.I.A.のメンバーの頭についている器官、2つの突起物のこと。
彼女等が誕生した時に意図して付随したものではなく、突然変異といえる。

この「ミューチュアル・センシズ」は、持つもの同士
ある程度の距離内であれば、意思疎通と感覚共有ができる。

とても硬そうに見えるが、かなり柔らかい。



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■とある研究員の秘密手帳
※補足も交え、本編とは逸脱した内容のため、人によっては世界観がずたずたになります。

1・『K.C.』
2・『Ray』
3・『Flare』
4・『Death』